2015-02-01 アンチモン122、124、125、126、127 アンチモンには三十数種類の放射性同位体があるが、ある程度の長さの半減期をもつのはこの五つだけです。 商業用の原子炉では、炉心の核分裂反応を開始させるために安定した中性子源を用います。その中性子源としてよく利用されるのが、非放射性のアンチモンとベリリウムを組み合わせた合金です。 合金中のアンチモンは、原子炉が通常運転されているあいだに炉心からの中性子を吸収してアンチモン124に変わり、強力なガンマ線を放つようになる。