放射能に関する備忘録。

放射能に関する備忘録です。

ホウ素、カドミウム

原子炉の起動や停止、あるいは出力の上げ下げをするときには、原子炉内の核分裂反応を制御する必要があります。その為には、炉心の核燃料に衝突す中性子の数を調整しなければなりません。

 

中性子の数は多いほど、核分裂反応は盛んになり、より多くの熱が取り出されて、より多くの電力が生まれます。

 

元素のホウ素とカドミウム中性子を強く吸収する性質を持つので、制御棒を作る耐熱合金の材料に使われています。

 

天然のホウ素にはホウ素10とホウ素11があり、どちらも放射性ではありません。しかし、ホウ素10の方が中性子を吸収する能力が高いです。