およそ40種類あるセシウムの放射性同位体の中でも、とりわけ悪名高いのがセシウム137です。危険な核分裂生成物であり、原子炉事故や核実験によって、これまで何度も人が暮らす環境に吐き出されて来ました。
セシウム137の半減期は30年ですが、心配がいらない程度にまで崩壊するには100年以上待つ必要があります。長期にわたって土壌を汚染し、食物を通じて人体に入り込み、しかも天然カリウムと似ているために吸収されやすく、とても厄介です。
東日本の土壌の多くには、そのセシウム137が含まれており、一度庭の土を測定してみることをお勧めします。その数値に驚く事かと思います。