2015-02-12 クリプトン81、85 クリプトンにはおよそ30種類の放射性同位体があり、その殆どは半減期がごく短いので環境汚染の心配は少ないとされています。 ただしクリプトン81と85は例外です。特にクリプトン85はウラン235の核分裂生成物でもあります。つまり、昔は核実験によって大気中へ吐き出され、今はたびたび原子炉から撒き散らされているということです。 クリプトン85の危険性は、主にベータ粒子を浴びることによる皮膚の外部被曝だと考えられています。一方、クリプトン81のほうはガンマ線を放ち、全身をくまなく被曝します。