放射能に関する備忘録。

放射能に関する備忘録です。

ガンマ線

十九世紀から二十世紀への変り目。ガンマ線は三つ目の重要な放射線として発見されました。アルファ線ベータ線とは違い、粒子で出来ているのではなく、質量のない極めて高周波の電磁エネルギーの塊です。

 

X線もそうですが、ガンマ線は非常に透過性が高く、電磁波としては最も周波数が高いので、さまざまな種類の物質をまるで透明であるかのように通り抜けます。

 

物質がガンマ線をどれくらい遮蔽するかについては、1950年代に核兵器の研究者によって尺度が編み出されました。これが「十分の一価層」と呼ばれるものです。