核分裂・核融合
19世紀最後の10年間、放射能の発見と共に物理学革命が始まったと言われています。それは、物質が何種類もの粒子から作られている仕組みが詳細に解明されたことによります。
アインシュタインの方程式「エネルギー=質量×光速の二乗」により、物質とエネルギーが党かであることに科学者は気づきました。それと共に1930年代の終わりには、一個の原子は割ることが出来ること、割れるといくつかの断片にわかれること、その断片の重さを合計しても、もとの原子の重さには足りず、不足分を埋めるように膨大な量のエネルギーがガンマ線として放出されることに物理学者は気づきました。
それが後に、原爆製造へと具体的に結びつくことになりました。